北海道の日高・十勝を鉄道とバスで巡る旅
美しい風景と共に馬文化を感じる旅へ
北海道の日高・十勝地方は、歴史的に馬との深い結びつきを持つ特別な地域です。
開拓期には農耕馬が重要な役割を果たし、さらにその後は「ばんえい競馬」として発展を遂げました。
日高地方には御料牧場も設置され、日本一の馬産地へと成長を遂げてきたため、ここで生まれた名馬たちは数え切れないほど。
そんな馬の文化に触れるなら、JR線とバスを使った「日勝半島物語きっぷ」の旅がぴったりです。
旅の始まりは、札幌駅から苫小牧駅までの千歳線の乗車からスタートします。
新たな冒険が待ち遠しいですね!
バスでのんびりとした牧場風景を楽しむ
苫小牧に到着したら、駅前から元気なバス「特急とまも号」に乗り込みましょう!バスは日高自動車道を駆け抜け、美しい牧場風景が広がる中を進んでいきます。
鵡川ICを通過するころには、道路の脇には草を食む馬たちの姿が見られ、心が和みます。
特に春に生まれた子馬が母馬の後を追いかける姿なんて、本当に愛らしく、思わず微笑んでしまいます。
また、「競走馬輸送中」と書かれたトラックを見かけるたびに、日高の馬文化の深さを実感します。
自然と馬たちの共存に心が躍りますね。
廃線跡と太平洋の絶景を満喫
新冠の魅力を堪能しながら、太平洋沿岸を進むと静内の街が近づいてきます。
静内は言わずと知れた馬産地であり、競走馬のせり市も行われています。
町内には馬産業に親しむ授業を行う小学校や、全国唯一の競走馬の生産を行う農業高校も。
この地域の馬文化がどれほど根付いているのかがよく分かります。
また、バスの車窓から見える廃線跡は、昔の鉄道旅の風情を感じさせてくれる、少し寂しいけれど風情ある景色です。
太平洋の青さと廃線跡が織りなす風景は、心に残る素敵な思い出になることでしょう。
馬とのふれあい体験で心を癒やす
最後に、旅のハイライトは「ライディングヒルズ静内」での体験乗馬です。
ここでは旅行者も気軽に馬と触れ合うことができるのが魅力的です!背中の温かさに癒されながら、馬と一緒に過ごす時間は格別です。
乗馬を通じて、馬との特別なつながりを感じられることでしょう。
思い出深い旅の締めくくりに、是非とも体験してみてくださいね。
北海道の日高・十勝の魅力は、ただの観光地ではなく、心が豊かになる体験ができる場所だと感じます。
皆さんも自分だけの馬文化との出会いを楽しんでみてはいかがでしょうか。