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「山陰のんびりパスで楽しむ民芸と庭園!大阪発2泊3日の魅力」

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山陰のんびりパスを利用した民芸と庭園巡りの旅

新型やくもで行く優雅な旅

出雲の神話を感じながら、岡山駅から新型の「やくも」に乗り込むと、その旅はすでに始まります。
真新しい車両がまるで宍道湖の夕日のようなブロンズ色に輝き、乗り心地はまるで雲の上を滑っているかのよう。
振り子方式の新技術により、体に負担がかかることなく、快適な移動が楽しめました。

乗り物酔いしやすい私にとって、この体験は本当に嬉しい驚きでした。
車内で楽しむ駅弁も、優れた乗り心地のおかげで、より美味しく感じられました。

松江の明々庵で味わう茶の文化

「山陰のんびりパス」を利用し、松江に到着。

私たちはまず、明々庵へ。
古き良き茶の文化が息づくこの場所で、不昧公が推奨した茶室の佇まいに心を癒されます。
松江の人々が持つお茶の時間の習慣について、支配人の森山さんのお話を聞くと、温かい雰囲気が広がります。

庭園は「出雲流」と呼ばれ、平庭の枯山水に飛び石が配されています。
これらが織りなす風景は、まるで一幅の絵画のようで、訪れる人々の心を豊かにしてくれるのです。

魅力溢れる島根の器と陶磁器

次に訪れたのは、出雲民藝館。

ここでは、江戸末期から昭和初期に作られた陶磁器や藍染、木工品が展示されています。
特に、リーチが手掛けた作品群には、思わず時間を忘れて見入ってしまいました。
型を使った直線的なデザインや、伝統的な技法が活かされた器は、デザイン性に富みながらも、日常使いにぴったりです。

ぽってりとした形状の器を見ていると、心も穏やかになり、日用品が持つ美しさを再認識しました。

海風に吹かれながらの陶芸散策

翌日は、石州宮内窯へ向かいます。
沿線の海風が肌を心地よく叩きながら、キッチンウェアが作られる宮内窯で、毎日使いたくなるような器が料理の楽しみを引き立ててくれます。

手になじむ使いやすいデザインと、作り手の思いが尽くされた製品は、まさに心を温める存在。
名物の敬川饅頭も忘れずに、地元の味を楽しむことができて、お土産にもぴったりです。
山陰の風景を眺めながらの列車旅は、贅沢なひとときでした。

結びに

この「山陰のんびりパス」での特急やくも利用と、その周辺の魅力溢れるスポットたちは、心に残る素晴らしい体験をもたらしてくれました。
隠れた名所を巡り、地元の文化や風土を味わい尽くすこの旅は、まさに心のリフレッシュ。
是非、あなたもこの素敵な旅を楽しんでみてはいかがでしょう。

新しい発見が待っているかもしれません。