バルセロナでの健康生活と病院事情
ありがたいことに、健康が自慢の筆者ですが、近年の体調不良には驚かされました。
特に、バルセロナに7年住んでいる中で初めて病院に行くことになったのです。
最初は、健康でいることが当たり前と思っていましたが、年齢と共に体の変化を感じ、心配が募る日々。
バルセロナでの病院事情について、意外な発見がありました。
公共の病院を利用するメリットとデメリット
スペインでは、税金を納めている住民に対して公共病院を無料で利用できる制度があります。
カタルーニャ州では「CAP」と呼ばれる病院が各所にあり、住民登録をした地域のCAPに登録することで医療サービスを受けられます。
しかし、実際の体験を通じて感じたのは「医療費が無料」という言葉の裏に潜む現実です。
診察までの時間が長く、診療も「おざなり」な印象を持たざるを得ませんでした。
緊急性の高い体調不良とその対応
突然の胃痛に見舞われ、緊急でCAPに行くことになりましたが、診察には時間がかかります。
胃腸炎と診断され、2週間質素な食事を続けても回復せず、再度の受診を余儀なくされました。
看護師の指示のもと、食事制限を継続しても改善されず、その間の不安が募るばかりでした。
医療の現場での不効率な対応には、驚きと苛立ちが押し寄せました。
信頼できる医療への渇望
結局、診てもらった検査結果を数週間待たされ、その結果が「特に異常なし」というもので、正直なところ、何のための2週間だったのか疑問が残ります。
日本では、体調が悪くなった際、すぐに受診し、その後のフォローもしっかりと行われるため、安心感がありました。
そのブランクがあまりにも長く感じられ、医療への信頼が揺らいでしまいました。
その間、ネットでの検索は不安を煽るばかりで、ますます悪化する心理状態に。
プライベート保険の活用とその利点
結果として、品質の良い医療を受けるためにプライベート保険の加入を決意しました。
AXAと提携した病院では、受付のスタッフから医師に至るまで、非常に丁寧な対応と迅速な診療が受けられました。
何より、予約が取りやすく、必要な検査もスムーズに行えることが嬉しいポイントです。
この経験を通じて、日本の医療制度のありがたさを痛感しました。
カタルーニャに住まれる方には、ぜひプライベート保険への加入をお勧めします!