北海道の日高・十勝を鉄道とバスで巡る旅
馬と共に歩んできた歴史
北海道の日高・十勝地方は、馬との深い結びつきを持つ特別な地域です。
開拓時代、その労働力として活躍した農耕馬は、後に「ばんえい競馬」へと進化しました。
日高地方には明治時代に御料牧場が設立され、一大馬産地としての歴史を刻んできました。
その中から生まれた名馬たちの物語は数えきれません。
馬と生きる北の大地には、その文化が妙に深く息づいています。
さあ、一緒にこの魅力的な地域を巡りませんか？
便利な「日勝半島物語きっぷ」で巡る旅
日高・十勝の風景を楽しむには、「日勝半島物語きっぷ」がとても便利です。
まずは札幌駅を出発し、千歳線で苫小牧駅へ。
苫小牧駅からは、高速バス「特急とまも号」に乗り込み、優駿の里・静内へと向かいます。
この道すがら、緑豊かな牧場が広がり、草を食む馬たちや母馬に寄り添う子馬たちの姿が見られます。
まるで絵画のような景色に、思わず心が躍ります！
歴史を感じる廃線跡と美しい風景
バスが日高厚賀ICを過ぎ、太平洋の美しい海岸線を走り抜けると、国道沿いに廃線跡が顔を出します。
この線路は、かつて苫小牧と様似を結んでいたJR日高線です。
2015年の高波被害で廃線となってしまったものの、その跡地から見る太平洋の美しい景色は、廃線の悲しみを少し和らげてくれます。
オーシャンビューの旅を楽しむことができた日々が思い起こされ、感慨深い気持ちになります。
静内での特別な体験
そして、静内町に到着すると、馬の産地・日高の中心地であることが実感できます。
競走馬のせり市が行われ、町内の小学校では乗馬教育が行われるなど、馬と共に成長する文化が根付いています。
静内ならではの体験として、「ライディングヒルズ静内」では旅行者も馬と触れ合うことができるんです。
私も体験乗馬にチャレンジし、馬の温かい背中に揺られながら過ごした時間は、旅の中でも特に心に残りました。
これから訪れる人々にも、この感動を味わってほしいです。
馬文化を感じる旅行を
北海道の日高・十勝を巡る旅は、ただの観光地巡りに留まらず、馬との心温まるふれあいや、その文化に触れる貴重な体験となります。
鉄道とバスを利用し、自然の美しさや馬との生活をじっくり味わう時間をあなたも過ごしてみてはいかがでしょうか？訪れるたびに新しい発見があるこの地は、きっとあなたの心にも残る旅になるでしょう。
