KANGA：廃材から生まれたエコで美しい和財布
起源とブランドコンセプト
『KANGA』は、日本の伝統的な金襴生地を活用した独特な財布ブランドです。金襴生地は、金箔を巻いた金糸や細かく切られた金箔を織り込んだ布地で、雛人形の衣装や能衣装など、伝統的な日本の装束に使用されています。その美しさと豪華さから、高い価値が認められています。
エコロジカルな取り組み：端切れの活用
KANGAは浅草橋にある有名な人形メーカーが雛人形の着物を製作する過程で発生する端切れを活用しています。これらの端切れは廃棄される運命にあったもので、KANGAはそれを購入し、一点物の財布に生まれ変わらせることで、素材の廃棄を防ぎます。この取り組みは、SDGsの考え方にも通じる持続可能なファッションの実現を目指しています。
製品の特長：職人の手仕事とデザイン
東京の熟練職人が一つ一つ手作業で製作するKANGAの財布は、ベーシックなデザインから個性的なものまで多岐にわたります。金襴生地の豊かな色合いと繊細な模様を活かし、姫路のタンナーが製作したマット感のあるゴールドの牛革と組み合わせることで、和装にも洋装にもマッチする上品で高級感あふれる財布に仕上がっています。
文化的意義と顧客へのメッセージ
金襴生地には吉祥柄と呼ばれる、幸運や幸せを願う様々な柄が用いられています。これは平安時代から続く雛人形に込められた願いや、子どもの幸せと健康を祈る日本の文化を反映しています。KANGAの財布は、そのような温かい思いを日常生活に取り入れ、幸運を招くアイテムとして提供されています。
まとめ：伝統と現代の融合
『KANGA』の和財布は、日本の伝統技術と現代のエコロジカルな発想が融合した製品です。廃材を活用し、美しい金襴生地で一点ものの財布を創り出すことで、持続可能なファッションを提案し、伝統を未来につなぐ一助となっています。これを通じて、毎日の生活に豊かさと幸運をもたらす美しい雛財布を、あなたのパートナーとしてお選びいただければ幸いです。
