沖永良部島のおもてなし基礎研修会のご紹介
誰もが安心して訪れる島へ
最近、沖永良部島で行われた「おもてなし基礎研修会」のニュースが心に響きました。
この研修は、誰もが安心して旅行できる島づくりを目指すもので、高齢者や障がい者、外国人を含むすべての人々が快適に過ごせるように工夫されています。
そんな取り組みが進んでいる島があるなんて、心温まる話ですよね。
ユニバーサルツーリズムを学ぶ
研修では、特定非営利活動法人eワーカーズ鹿児島の代表、紙屋久美子さんが「ユニバーサルツーリズムの接客の基本」というテーマで講話をされました。
参加者は、どのように接することでより安心感を提供できるのか、具体的な方法や考え方を学びました。
たとえば、車いす使用者への対応としては、目線を合わせることや、声掛けは本人に行うことが重要であると助言されました。
このような小さな配慮が、旅の思い出をより豊かなものにするのだと感じました。
実際の体験談から学ぶ
後半では、参加者同士のトークセッションも行われ、実際の経験を基にした意見交換がありました。
和泊町で宿泊施設を経営されている町田実彰さんの取り組みには感心させられました。
車いす利用者が宿泊される際は、自ら手作りのスロープを設置したり、通路の状態を撮影した動画を事前に共有することで、安心して宿泊できる環境を整えているそうです。
こうした配慮が旅行者にとってどれほど心強いものであるか、想像するだけで胸が温かくなります。
情報提供の重要性を再認識
研修後、町田さんは「必要な情報をもっと事前に提供することが大切」と話されていました。
現在は電話での問い合わせに応じる形ですが、ホテルのホームページなどで事前に情報を公開することの重要性を感じたそうです。
これこそが、旅行者が安心して訪れるための第一歩。
正確な情報は旅行の計画をスムーズにし、心の余裕を生んでくれるものです。
沖永良部島の未来へ向けて
次回は12月に研修が予定されているとのこと。
沖永良部島がさらに多くの人々に安心して愛される場所になることを期待しています。
このような取り組みが今後も広がりを見せ、旅行業界全体がバリアフリーに向けて進化していくことを願っています。
みなさまも、沖永良部島で安心して旅行を楽しむ日を心待ちにしていてください！
