大人の熱海旅行:伊豆山神社の魅力
神秘的な伊豆山神社へようこそ
今回の旅行では、熱海にある伊豆山神社を訪れました。
この神社は、龍神伝説が宿る特別な場所です。
境内に一歩足を踏み入れると、心が清らかになるような気持ちになり、まるで神秘的な力に包まれているかのようです。
特に、深呼吸をすると、まさにその“気”を感じ取れるのです。
PHOTOGRAPH BY YUKO CHIBA
参道の美しさと心の変化
神社への道は、海辺の走湯神社から835段の階段を上る形で繋がっています。
階段を息を切らしながら登ると、参拝前のルーティンを思い返します。
手水舎で心を落ち着けた後、本殿に向かいますが、この時、宮司である水谷さんからのアドバイスを思い出しました。
「神社は気の巡りが良い場所なので、まずはゆったりと過ごすといい」との言葉。
これを胸に、伊豆山の“気”をじっくりと味わうことにしました。
自然との一体感を味わう散策
本殿の奥にある「白山社」への道のりは、まるで修験道のようです。
険しい自然の中を進む中、大地や木の根を感じながら、心が落ち着いていくのを感じました。
約20分の道のりを経てたどり着いた瞬間、さらに深い感動を味わいます。
特に風に揺れる木々の葉音や鳥のさえずりが、私の心に心地よいハーモニーを奏でてくれました。
この原始的な体験で、日常を忘れて生きるための基本的な感覚を取り戻した気がします。
PHOTOGRAPH BY YUKO CHIBA
伊豆山神社の奥深い歴史
神社に戻り、その神聖な雰囲気を再び味わうと、改めて神社の歴史に思いを馳せました。
伊豆山には火を司る赤龍と水を司る白龍が臥しているという伝説があり、温泉が湧き出るこの地は「伊豆」と名付けられました。
神社の創建は平安時代初期に遡り、坂上田村麻呂による祈願の恵みで設立されたとのこと。
歴史の深さを感じながら、心が安らいでいくのを実感しました。
心の澱が流れる瞬間
境内を散策していると、静かな雨が降り始め、心の奥深くにあった澱が流れていくような感覚がしました。
瑞々しい梛の木が雨に照らされ、まるで新たな息吹を感じる瞬間。
この一時、神社を後にしながらも、心が軽やかになり、充実したリフレッシュを得られたことに感謝の気持ちでいっぱいでした。